こどもたちのミライをかんがえよう
岩手県大槌町より帰還しました。
今回支援物資を届けに有志3名で弘前を深夜3時に出発し着いたのは6時30分
釜石市へと繋がるトンネルを抜けると景色が一変し、そこには瓦礫の山が広がっていました。
家々が建ち並んでいたであろう所が跡形も無く、コンクリート造りの建物が少し残っているだけ。
あとは、ひたすら流された“車と瓦礫”の景色が続きます。
磯臭さと、火事で燃えた後の焦げ臭さが混ざって、異様な空気が漂っていました。
集合住宅の壁には『〇』と『×』の印が。
バツは遺体発見場所。丸は捜索済み(遺体収容した)の意味。
テレビで見るのと、実際に行って見るのとでは違うだろうと分かってはいたものの…。
『想像を絶する』
この一言に尽きると思います。
避難所付近では、高台に立ち尽くし無くなってしまった街をじっと見つめる人々、建物の影で静かに泣いている女性…。
電信柱に登って間一髪 助かった人、地上15mの津波に流されたけれど奇跡的に助かった人…。
それから…、そうでない人達…。
避難所の人々が寄ってきて気軽に話しかけてくれて当時の状況を切々とお話しして下さり胸が痛くなりました。励ますつもりが避難所の方々に逆に励まされて・・
でも皆さん力強く生きてる感じ受けました。
一瞬にして、家も街も沢山の尊い命も奪った津波。
経験したことは無いですが戦争か、もしかしたらそれ以上の事が起こったのだと感じました。
震災前(大槌町HPより)
みなさんと別れる際に「あとは任せてください!また来ます!」
と言って帰ってきました。
今は1人1人の力・勇気・行動力が必要です。
震災を風化させる事なく、継続的な支援活動をしようと決めました。
報道では“個人のボランティアは募集していない。迷惑になる。”など言われていますが、今回行った大槌町の中央公民館避難所(大槌城跡)に関しては『ボランティア大歓迎!』だそうです。
日本各地から集まっているのですが、特に平日のボランティアが少ないそうです。(青森県が少ないとの事・・・)当日現地で受付可能です。
とにかく、人出不足で仕事が山積しているよう。(物資仕分、ごみ収集、泥すくい、などなど)
これから作業に使用する軍手、スコップ等は支給されるそうですが、こちらで準備していく方が良い
ですね。(宿泊、食事等は自分自身で確保が条件です)
1日だけでも良いので行ける方は是非、ボランティアお願いします。
※ボランティア滞在は最長3日間です。
現地の役場・ボランティア支援の方と情報を交換しながら随時公開していきます。
~支援物資について~
現在の大槌町中央公民館避難所支援募集物資は以下になります。
コンタクトレンズ洗浄液、大きいサイズの下着、補聴器電池、ストーブ、哺乳瓶消毒用品、乳児沐浴衣装ケース、マット、折り紙、体拭き、おしりふき、人生ゲーム等のおもちゃ、マタニティードレス
小・中・高の学用品、灯油、ガソリン
以上を4月1日(金)16時まで募集します。
弘前高田サンワ堂裏 BAL2F SCENE店内支援物資収集場へよろしくお願いいたします!
次回は4月2日(土)支援物資届けとボランティア支援行きます。