こどもたちのミライをかんがえよう
平成25年3月3日午前3時、エコッコプロジェクトは春のやまだ祭に向け、弘前を出発しました。
その日は大寒波が内陸・日本海側を襲い、吹雪のため数時間前まで高速道路に通行止めがかけられていました。
幸い私達が高速道路に入る際には、規制が解除されていたため、予定通りのルートで現地に到着できましたが、若干の吹雪と路面凍結が災いし1時間遅れでの到着となりました。高速道路の通行止め規制が解かれていなかったらどうなっていたのでしょうか…(汗)
現地の天候は、突き刺さるような3月の海風は内陸の人間にとって少々堪えましたが、地球の裏側へきたような晴天で、会場の数十メートル先にある湾も、何事もなかったように穏やかでした。
しかしながら、震災からあと1週間で丸2年となりますが、がれきこそ見られなくなったものの、手つかずの状態の建物が点在し、まだまだ爪痕が生々しく残っている状態です。
10分押しでのスタートとなってしまいましたが、あれよあれよという間に会場は人だかりとなり、数百人は来場したのではないかと思われます。巡回に来ていたお巡りさんは、「山田町でこんなに人を見たのは夏祭り以来かもしれない。私も今日オフなら来たかった。」と言っておりました。
今回、私達青森のecocco projectと岩手のI love岩手実行委員会での共同開催となった「春のやまだ祭」ですが、それぞれ良い持ち味を十分に発揮され、ステージイベントも、各出展ブースもバランスよく構成されたと思います。
ウルトラマン、プリキュアをはじめ、どのステージ・ブースも人が絶えることがなく、本当は一つずつ細かくご紹介したいところなのですが、文庫本ができる量になりそうなので、今回は割愛させていただきます。
あくまでも被災地支援として現地に入ったわけですが、老若男女大勢の笑顔にあふれ、ボランティアスタッフ側も心から楽しんで、普通のイベントが大成功に終わったという感覚が後味としてあります。これが良かったのかどうかは置いておき、これからもecocco projectでは現地へ行っての被災地支援を継続して行くつもりです。
「春のやまだ祭」で協賛して下さった方々、ボランティアスタッフの皆様、I love 岩手実行委員会の皆様、関わった全ての皆様、本当にありがとうございました。
ecocco project 若林一哉