こどもたちのミライをかんがえよう
大槌町精霊流しプロジェクト実行委員会発足
代表: 環境&共生ings 須藤良一
以下 環境&共生ings 須藤良一さんより
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堀内様、相馬様、青木様、樽沢様、松尾様、成田様、神様、山内様、対馬様、やきとり吟様、かくみ小路 炎様、パブ バッカス様 各
位様
1. 和食器類 2.茶道具類 3.洋食器類 4.保存容器類 5.寝具類 6.日用品類 7.扇風機3台 8.座布団6枚
7月9日お預かりいしました。大変有難うございます。
2011.7.24(日)、岩手県大槌町へお預かりしていました物資をお届けしてきました。
ここ、数日は、凌ぎやすい気温でますます、ご健勝の事とおよろこび致します。
9日に物資を受け取りながら遅くなりました事をお詫び致します。
物資提供の事前連絡と同時に、大槌町災害復興室に対して、新たな支援活動提案をしておりまして、その回答結果を受けてお届けする旨伝えておりましたが、先週末やっと返答を頂き24日日曜日お届けして来ました。
日曜日、役場の休日にも拘わらず、復興室の小笠原班長(6月に弘前の会合で名刺交換)が、時間を割いて復興室で待機しており、今回、自分と社会福祉法人 船幸会との2人だけで全物資をお届けして来ました。
架設住宅や町営住宅の完成で、避難所から1週間単位で200~300人位ずつ減っており、町の備蓄物資確保分以外、日赤からなどの余剰物資などは、バザー開催で¥50~¥100処分している状況です。
しかし、今回分は復興室で予め想定して頂いており、班長の指示を受け総合運動場の一角にある、バザー用置き場とは別に、ボランテイアが架設、町営住宅入居者へ配布する、集役所に一括荷降ろし致しました。
今回初参加の若林氏を案内し、24日日曜日、早朝6時に弘前を出発、現地視察を兼ね、東北道から八戸道を経由、45号線久から、洋野町~野田~田野畑~宮古~山田町の三陸各被災地域を南下、目的地の大槌町に向かっていきました。
各地域での、居住地や農地などの瓦礫撤去が思った以上進み、海岸線の青松防潮林は見る影も無く、震災の跡形を確認するも、瓦礫が集められた港湾以外は難しいくらいで、日曜日とはいえ人影も少なく、時が止まったような寂しい風景の連続でした。
前回まで、戦乱地の生き地獄のような、山と積みあがり、圧倒されるほどとなっていた瓦礫の光景ではありませんでした。
私達がなぜ大槌町かというと、人口15000人の小さい町ながら、震災に苦しむ、被災した皆さんの優しさと歓迎ぶりが、活動した他の地域の何処よりも温かく、こちらが逆に元気を戴く源泉となったからです。
私が、堀内さまから、お預かりした物資をお届けし、訪問した金澤地区改善センターで、父親を失い、未だ行方不明となっている若いお母さんから、その苦しく胸の内を、大粒の涙を流しながら訴え、同行者ももらい泣きをしながら聞き及び、全ては仕事や生活の場である、海へと消えた肉親に思いを込めて、生かされた人々が、深く傷き、途方に暮れている悲しみを乗り越えて、新たな誓いをする灯籠流しをその 方達に提案したところ、是非にという事でした。
構想をまとめ、関係者と2回のミーテングを重ね、正式に大槌町災害復興室に提案しました。
しかし震災当日、庁舎で亡くなった1期目の故加藤町長に代わり、執行していた東梅副町長の任期が切れ、体力限界で選挙に立候補しない事。選挙日の8/28投票日の新町長決定まで、復興室長の総務課長が職務執行者となり、職員も40名近く死亡し、他県自治体の応援下で体制が未だ流道的で、回答が無く、お預かり物資も実はその回答待ちで時間的に滞った要因でした。
その後、ようやく連絡が入り24日日曜日、架設役場休日にも拘わらず、復興室の小笠原班長(6月に弘前の会合で名刺交換)が、時間を割いて復興室で待機しており、今回、3人の予定でしたが、エコッコ三上氏が急遽都合が出来て、社会福祉法人船幸会との2人だけで現地を訪問し、お預かりした全物資の支援提供と、新たな支援提案のプレゼンをして実施する事となりました。
架設住宅や町営住宅の完成で、避難所から1週間単位で200~300人位減っており、町の備蓄物資確保分以外の、日赤からなどのミスマッチングの飲料水やカップラーメンなどの余剰物資は、バザーで¥50~100で処分している状況です。
しかし、今回分は担当者が指示を受け予め想定し、26日以降月末迄に各住宅入居者に、直接お届けする手はずになっているとの事でしたので、配布集役所に一括荷降ろし致しました。
又、前回家財等をお届けした、桜木町保険福祉会館に訪問しましたが、あいにく町会長が不在で、管理人の内館恒子さんに、堀内様へ届けられたお手紙のご意向を伝えていただく様お願いしてきました。
さて今回、支援活動の新たな、企画プレゼンについて計画概略を報告いたします。
前回5/25堀内様の提供物資運搬活動下、お蔭様で遺族の訴えや聞き込んだ活動結果から、自分に課せられず~と考えていた案件宿題でありました。
“遺族の深い苦悩と悲しみに句読点をつけ、思いを新たにして前へ進むきっかけを創る為に出来る支援活動”とは・・・の自己問に一つの結論を得る事が出来ました。
大槌町で“御霊に捧げる安寧の祈り、生かされた人々の新たな誓いを込めた精霊流し”を発意し、エコッコグループ三上氏と相談、環境に、海に優しいエコ型を考案しました。
その一つ、エコローソク(蜜蝋でろうそく作り)製作協力で、ボランテイアセンター小田切さんの紹介で、市内3児童館の指定管理者である社会福祉法人船幸会の3団体と、市民ボランテイアセンターで初会合を実施。その後ワークショップを開催、簡易組立式サンプル灯篭を私が試行錯誤のうえ製作し、提案内容説明、基礎となる実行委員会を立ち上げました。
大変いい事であり、役場としてもいろんな問題を解決したいと了解いただいた後、予定場所となる大槌港、大槌川、小槌川の案内を受け現場確認し、港には時折浮遊遺体が発見され、海底にも遺影が数多くあり、大槌川からが妥当との共有判断を致しました。
時期は当初、送り盆の8/20を予定しておりましたが、行政側の所管先、双方共に日程確認と調整などで、今年は9月秋彼岸の23日頃を予定しております。
この8/3西北五中学校生徒会活動会議に呼ばれて震災支援活動と状況説明をする予定です。
生徒たちのテーマも、義援金を募り募金をしたが、どう使われたか分からず、“目に見える支援活動をしたい”と言うとテーマであり、こちらとしては、学校を通じて生徒達にお願いし、灯籠作りを通じてこのテーマを実現させる機会を提供できればと。
且つ、共同参加をして、現地大槌中学校生徒会と、同じ環境と時代に住むもの世代として未来に向けて、交流してもらえたらと思っています。
ろうそく作りは船幸会が管理する3児童館の小学校生徒や母親クラブと連携し製作をお願いしております。
課題は、当初300~500個位を想定していますが、班長の意向では大々的な考えがにじんでおり、材料費、交通費、活動費、当日の企画などの裏付けとなる財源の調達確保が最重要となっています。
当日、日帰りバス有料参加者などを一般募集、マスコミ各社を通じて、募金寄付活動などを短期間で行う事になりそうです。
何はともあれ、何とか広く皆さんの善意を集め、実行して成功し、この行事が大槌町地域の習慣として、人々に受け入れて頂けたらと、ただただ、黒子に徹し頑張る所存です。
集約所では、堀内様のご住所、氏名及び、皆様のお名前、お店のお名前、全てを記入記録してきました。
以上、善意の物資調達に奔走頂いた、皆様各位に対しまして、御礼を兼ねて活動報告とさせて頂きます。
又、何かとお心使いを頂き、特に堀内様には、詳細記入、梱包など準備万端整えて頂き、大変有難うございました。
今後ともよろしくお願い致します。
201年.7月.26日
環境共生ings 須藤良一 telfax0172-88-7253 email
ings.eco-simbi@plum.plala.or.jp